栗田万生(28=石川)が開幕戦を制して、節目の通算100勝を達成した。

予想外だった前受け。「前を取るつもりがなくて(誘導員を)追いかけるのに足を使った」と振り返るが、後ろが離れて単騎ガマシになった戸田康平を追いかけ、長い直線を生かして逆転した。「余裕はなかったけれど、前もきつそうだったので」。約2カ月ぶりの1着に安堵(あんど)の表情を見せた。

S級戦に参加している師匠・坂上樹大の前で挙げた区切りの勝ち星。「これからも1戦1戦頑張るだけ」と栗田は、準決以降に意欲を見せた。