7日に通算500勝を達成したばかりの石井寛子(36=東京)が、今度は全場制覇でメモリアルに花を添えた。

決勝7Rは、鈴木美教のまくりに切り替え、ゴール寸前で差し切った。「2日目と違って、決勝はリラックスして楽しめた。みんなが力を出していいレースになったし、価値のある優勝になりました」。偉業達成の安堵(あんど)感に包まれた。

昨年5月に福井で同記録を達成していたが、その時点でガールズ開催のなかった小田原も昨年10月から参入。記録を上書きした格好となった。「2日目はみんなからお祝いの寄せ書きまでもらって、自分がやってきたことが報われた瞬間でした。思い出のシリーズになりました」。

これで休止中の熊本を含めた41場で優勝。ガールズ開催のない小松島と、あっせんのなかった千葉を除いた全ての競輪場で優勝したことになる。