平塚競輪F2「OP杯 ALL GIRL’S」が29日に開幕します。今開催はガールズケイリン10周年を記念して、初めて12R制のオールガールズ開催が行われます。6レースずつ2つのグループに分けたダブルトーナメント方式で、ナショナルチームのメンバー4人を含む、そうそうたる顔触れとなりました。
まずグループAは、昨年10月の世界選手権ケイリンで銀メダルを獲得した佐藤水菜の地元凱旋（がいせん）に注目します。今年は3月宇都宮ガールズコレクション（ガルコレ）の2着以外は、3場所全てで完全優勝と圧倒的な走りを見せています。直前にはアジア選手権大会のケイリンで金メダルを獲得。最高の状態で乗り込んできます。
- 佐藤水菜
一番のライバルは前女王の児玉碧衣です。高木真備の引退で空位になった女王の座を奪還するためにも、ここで佐藤を下し、存在感を見せつけたいところです。その他にも9年連続ガールズグランプリ（GP）出場の石井寛子や、完全復活を果たした奥井迪、ナショナルチームの太田りゆらが入り、グループAは死の組となりました。
- 児玉碧衣
グループBは、東京五輪代表の小林優香が中心です。昨年は小倉のトライアルを勝って、2年ぶりにガールズGPに出場しました。平塚は16年4月以来6年ぶりの出走ですが、まだ無敗の好相性バンクです。
- 小林優香
対抗格は、5月ガルコレで児玉碧衣を破った柳原真緒です。タイトルがさらに人を成長させ、その後は無敗のまま今大会を迎えます。まだまだ実力者はめじろ押しで、ナショナルチームの梅川風子、小林優と同門の尾方真生、ホームバンクの尾崎睦らも虎視眈々（たんたん）と一発逆転を狙っています。
- 柳原真緒
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