12Rで優勝戦が行われ、早川清太郎(40=伊勢崎)が5周3角で先頭に浮上し、大会は20年に続いて2度目の優勝を果たした。

通算40度目、G1は区切りの10度目の制覇。2着は永井大介、1番人気の鈴木圭一郎は追い上げたが、3着に終わった。

ファイナルは8周戦で展開された。スタートは0ハンの1枠高石光将が先手を取り、人気の鈴木圭一郎、永井大介、加賀谷建明は後方でややもつれる流れとなった。早川はその隙を突き、2周バックで4番手、4周ホームで一気に2人を抜いて2番手へ浮上。その勢いで、3周目から先頭に立った泉田修佑に対し、5周3角で内を突いて逆転に成功。後続の2、3着争いをしり目に優勝を決めた。

払戻金は2連単(6)-(7)3110円、3連単は(6)(7)(8)6380円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンデ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。21年の獲得賞金NO.1は青山で1億911万6305円。過去の最高額は04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。