大場広孝(40=福岡)は節間、36号機のペラ調整に悩まされた。それでも何とか踏ん張り、準優10R5枠を手にした。

前検、初日の段階で「ちょっと異常なくらいペラが特殊で分からない。これをベースに少しずつやる」と前回の吉田翔悟のペラが、奇抜な形をしていると発言。合うゲージも持ち合わせておらず、2日目には「(前回の)吉田選手の形のままで、これを崩さない方がいい。次回に使う人にも、この形をベースに回転調整をした方がいい、と言っておいてほしい」と結論づけた。

その36号機を相棒に予選は通過。「起こしが安定しないけど、握って回る分にはいい。ゲージがないから目分量で、ちょっとだけやったけど変化はなかった。チルト0・5度でもしてみようかなと思う」と、取り付けでの調整を視野に入れる。

ペラは正解を出し切れていない。しかし、攻撃型の大場なら、5コースから優出も狙えるはずだ。