自転車競技のマスターズ世界選手権(米・ロサンゼルス)での日本勢の活躍の一報は、平塚の検車場でも話題になった。

かつて世界ランク1位になり、日本と世界の距離を縮めた新田祐大(36=福島)は、「市本(隆司)さんの競技歴は知らなかったけど、競輪の(佐藤)慎太郎さんもそうだし、ベテランの活躍は、近い世代の方々の心に刺さるでしょうね」と賛辞を送った。

続けて「そういう選手を輩出できるのが競輪のいいところ。競技をやるには時間とお金も必要ですし、競輪選手にはそれが可能。でも、選手の頑張りが報われるのは本当にうれしい。いいニュースをありがとうございました」と、まるで自分のことのように喜んでいた。

準決12Rは、打鐘過ぎに仕掛け、久々の逃げ切り勝ち。最終日の決勝12Rも「責任感を持って東北の先頭で頑張る」と、ラインでの上位独占を誓った。