第12Rで優勝戦が行われ、稲田浩二(37=兵庫)が、イン先制を果たした。

今年は3度目、通算44度目、G1は20年9月宮島周年以来で通算3度目、地元周年は初の優勝となった。これで今年の獲得賞金ランキングは5370万円を超えて16位に浮上した。2着は桐生順平、3着は椎名豊が入った。

スタート展示、本番とも123・456の3対3。2コース篠崎仁志、3コース椎名豊がともにゼロ台スタートを決め、稲田はコンマ14とやや仕掛け遅れた。それでも、1Mは冷静に先マイし、後続を振り切った。2着争いは、2コース篠崎の差しは流れ、桐生が差し伸びて2着。3着は椎名が篠崎の追い上げを振り切った。

稲田は地元周年初優勝について「勝ってみると、いいものです」と話した。今節は予選トップ通過から、王道を歩み、ファイナル1枠から押し切った。「(優勝戦は)地元っていうので、プレッシャーが強かった。だいぶ失敗したと思ったけど、舟がよく返ってきてくれました」。

獲得賞金ランキングは16位に浮上し、年末のSGグランプリ出場へ望みが出てきた。「調子が出てきたので、上げていきたいです」。次節は8日からの丸亀一般戦に出場予定だ。

払戻金は2連単(1)-(4)410円、3連単は(1)(4)(3)1240円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)