6日、ボートレーサーの中田達也選手(A2級・29=福岡)がレース中の事故で死亡した。

中田選手は宮島ボートの初日10Rに1枠で出走。3周目バックストレッチを航走中、他艇と接触して落水。その後に後続艇と接触した。ただちに救急車でJA広島総合病院に搬送され、集中治療室で治療を行ったが、死亡が確認された。死因等は現在調査中。

中田選手は113期生として13年11月にデビュー。当初から非凡なレースセンスを見せて、4期目にB1級へ昇級。近年はボートレース最上位のA1級として活躍していた。昨年3月の浜名湖でG1初優出(3着)。今年の獲得賞金は6日現在で3000万円を超え、来年1月から適用される勝率は7.03をマーク。SG出場への足掛かりを築いている最中に悲劇が起きた。

レース中における選手の死亡事故は、今年1月12日に多摩川ボートで発生した、小林晋選手以来、ボートレース開催当初から33件目。