121期ルーキーの小坂丈(26=茨城)が本格化の兆しを見せている。今節は7R制に8人と大挙したルーキーの中で、競走得点は7番目。チャレンジ予選1Rはいきなり8番目の池田伍功羽と同期対決になったが、赤板前から突っ張り先行で押し切った。

中川昌久と同県ワンツーと内容も良く、「茨城の先輩と連係は初で、しかも長い距離をもがいて勝てた。師匠の芦沢(大輔)さんも見ててくれたと思う。自信になります」と言葉が弾んだ。

競輪選手養成所では訓練0勝62位と成績は振るわなかったが、それ以前はアイスホッケーでアメリカでプレーした経験もある。高いポテンシャルを少しずつのぞかせ、自信も増す。準決7Rも注目の的になる。