田口節子(41=岡山)が冷静な差しハンドルでバック先頭。後続の激しい2、3着争いを尻目に、そのままリードして優勝。大会史上初の連覇を達成した。2着はインの平高奈菜(35=香川)、3着は長嶋万記(41=静岡)。

進入は12365・4というスロー密集の進入隊形。インの平高がコンマ06のトップスタートを決めて先マイも、やや握ったせいか流れ気味。これを見逃さなかった田口が差しハンドルを送り込み、2Mを先取りした。枠並びは昨年の福岡大会と同じ。平高はティアラ奪還を誓ったが、今年もかなわなかった。

名門・85期銀河系軍団が誇る、歴戦の雄と称するにふさわしい女子レーサー田口。引き揚げると、感激のあまり涙がこらえきれなかった。インタビューにも声を詰まらせながら答えた。

払戻金は2連単(2)-(1)1830円、3連単は(2)(1)(6)1万4440円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください。選手の表記は支部)