愛知支部の重鎮、吉田隆義(57=愛知)が1月4日の常滑正月戦の最終日7Rを最後に現役を引退した。

13日に、施行者へのあいさつのため、愛知・常滑ボートを訪れた。

85年11月に、57期生として常滑でデビュー。いきなり初勝利を挙げた。その後は、イン水域を中心とした技巧派として活躍。約37年のレーサー生活で1920勝を挙げた。00年12月の平和島グランプリシリーズでのSG優勝や、93年6月の江戸川周年をはじめ、4度のG1優勝。通算優勝は42度と輝かしい功績を残した。気さくな人柄もあってファンの人気は高く、また、約6年間に渡って選手会愛知支部長を務めるなど、選手からの人望も厚かった。

吉田隆義の話 37年と2カ月の間、大きなけがをすることなく、走ることができました。思い出のレースはいっぱいあるけど、最近では16年、常滑の正月レースです。お世話になった松本進さんが亡くなられて直後だったシリーズで優勝したことが思い出深いです。ファンの皆さん、長い間本当にお世話になりました。