野本怜菜(24=埼玉)の進化が止まらない。通算10回の優勝のうち、半分が昨年10月からの固め打ちだ。

「かつてない成績に自分でもびっくりしています」と謙遜したが、急成長の要因は2つあった。

1つは男子選手との街道練習にある。同時参加で練習仲間の細沼健治は「とにかく真面目。練習を休まないし、みるみる足が上がっていくのが分かりました」と練習に取り組む姿勢を絶賛した。

もう1つは無理な先行を止めたことだ。「強引に仕掛けるのではなく、勝つために自力を使うように意識を変えました」。脚力の上昇で踏める距離は伸びている。ガ予1・11Rも、隙あらば主導権を取りにいく。