久木原洋（38＝埼玉）が、準決10Rで外を伸びる山口拳矢を追って3着に食い込んだ。

初手は松浦悠士－岩津裕介の3番手。「（単騎だったが）松浦なら何とかしてくれると思って、そこにいた」。しかし、松浦－岩津がカマシた勝負どころで、和田真久留に割り込まれて万事休す。ところが、「普通はそこで終わってしまうんだけど、志田（龍星）君がいい勢いで来たから（志田マークの山口）拳矢にスイッチできた」と、何が幸いするか分からない。

自身3度目のG3決勝だが、「これまではS班のいないBメンのG3。本物のG3決勝はうれしいですね」と、素直に喜んだ。決勝12Rは、坂井洋という絶好の目標がいる。展開が向けば、あわよくば…。