前期チャレンジから“飛び級”でS級参戦中の須藤誠(38=千葉)が、20年3月立川以来、2年10カ月ぶりのS級勝利を挙げ、3連単31万円超のビッグ配当をもたらした。

選抜8Rは、突っ張った東北の3番手を追走。外からあおりを受ける形でバンクの最内を走ると、2センター過ぎから目の前コースが空いて1着。ただ、レース後は「申し訳ない感じで…みんなは気にすることないと言ってくれるけど」と気まずそう。

チャレンジから一気の昇級だが、3場所目にして2日連続で車券に貢献した。「2場所走ってみて、S級でも追走はできているので。これならS級の点数は取れそう」と、手応えを語った。

須藤はA級1、2班戦での失格が響いて、前期はチャレンジ落ちしていた。それでも、今期の審査対象期間にS級の点数を満たしていたため、A級3班からS級2班に上がることができた。

最終日の特選9Rは、加賀山淳の番手回り。ラストはしっかり立ち回って、連勝で締めたい。