脇本雄太(33=福井)が逃げ切り、前場所の和歌山に続いて2場所連続の完全V、通算13度目のG3優勝を飾った。

2着に古性優作が続いて近畿ワンツー。2車単140円の圧倒的1番人気で決着した。

まさに「蛇ににらまれたかえる」状態だった。脇本-古性が前受けしたが、他の自力選手は1歩も動けないまま、打鐘を迎えた。

フルに誘導員を使った脇本は「(残り)1周半なら持つかなって、自信のあるところから踏みました」。完璧マークの古性も楽々と振り切っているから、ペース配分もドンピシャだったのだろう。上がりタイムは11秒7でまとめた。

昨年末、平塚KEIRINグランプリを制して、今年に入っても負けなしの8連勝。「オッズも見るし、人気に応えないといけない使命感を持って走ってます」。

この後、中2日で奈良G3(2月2~5日)に向かう。疲れは心配だが、どこまで連勝が伸びるのか楽しみだ。【村上正洋】