予2・6Rは小林莉子(29=東京)の戦略家としての一面が浮き彫りになった。

号砲と同時に飛び出す刈込奈那を追う。しかし、その後ろに固執せず、外を上がってきた下条未悠を迎え入れた。「下条さんか飯田(風音)さんが上がってくれば、入れるつもりだった」。この1車を入れることで、自分が無駄足を使うリスクを減らせる。

さらに「早めに踏み出さなかったのは、飯田さんを引き出さないようにするため」と最後まで盤石の作戦を遂行した。

決勝11Rも綿密に作戦を練って、鈴木美教との直接対決に備える。