12Rで決勝が行われ、三谷竜生(35=奈良)が執念のバックまくりで新田祐大の攻めを封じ、地元で完全Vを飾った。今年は1月京王閣F1に続いて2場所連続V。G3は6度目、通算35度目の優勝となった。2着は新田マークから切り替えた佐藤慎太郎、3着は柏野智典が入った。

スタートは新田祐大が猛烈ダッシュで前を取り、阿部拓真を迎え入れ、阿部-新田-佐藤の北日本トリオが前受け。中西大が4番手を回り、後位は山田久徳-三谷-栗山俊介の近畿4車が並んだ。皿屋豊-柏野の即席コンビは8、9番手を追走した。

残り3周で皿屋が前に上がったが、北日本ラインが突っ張り策。ペースが緩んだところの残り2周で中西が強カマシ。山田-三谷と3人が前に出ると、最終ホームで山田が番手まくり。そこに新田が外から一気にまくろうとしたが、山田後位の三谷がブロック。それに合わせて、三谷が最終バック過ぎにまくって先頭。最後は、新田後位から切り替えた佐藤を振り切って、復活の優勝をつかんだ。

勝った三谷は「地元の奈良でこんなに声援をいただいてうれしい。(奈良に)入る前から優勝を目標にやってきた。ラインのおかげで優勝できたので、今後もラインを生かした競走を頑張りたい」と話した。

2車単(1)(2)2970円。3連単(1)(2)(3)1万8400円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)