渡辺英児(53=静岡)が、当地で「名人」に輝いた同じ2枠から優勝戦に臨む。

紆余(うよ)曲折を乗り越えて優出した。準優11Rではインからコース有利に運んで悠々と押し切った。

準優では落ちた機力も復活した。ただ、4日目にピンチもあった。

「キャブレターを洗浄したのがいけなかったのか、伸びが落ちている。そこまで出ていく感じがなくなった。他の足がいいのは変わらないけど…」

優勝戦は2枠。18年4月に当地のマスターズチャンピオン(プレミアムG1)で優勝した時と同じ枠だ。エンジンに関しては「あの時とメンバーが違うので比較は難しいけど、3日目までは本当にいい足だった」と振り返る。いい状態に戻れば、華麗な差しで再び当地で優勝の可能性もある。