今月7日に76歳になったボート界最年長・高塚清一(静岡)が6Rを5コースからまくり差した。自らが持つ最年長勝利記録を更新した。

「4番(伏見俊介)に行ってくれ~、だったよ」。スタートはゼロ台コンマ08を決め、伏見に付いていった。伏見とイン中山将太が競り、空いたところをずっぽりと差した。「足は普通。着を落とさないぐらいの足はある」と複勝率28・7%の66号機を戦える足に仕上げている。

優出となれば、13年3月に加藤峻二さん(引退)が71歳2カ月でマークした最年長優勝記録に挑戦することになったが、7R以降で、後輩選手らが勝負駆けを決め、惜しくも優出はならず。28日の最終日は7Rと11R選抜戦に出場する。「もう少し、かかりを良くしたいので本体を整備している。常に良くしたいからね」。この向上心がボート界最年長・高塚を支えている。