スタイルは変えない。刈込奈那(22=千葉)が500バンクでも、前受けから突っ張って先行する自分の戦法を貫いて決勝に勝ち上がった。予2・7Rを逃げ粘って3着。レース後は「バックで疲れ切っていて、きつかった」と苦しそうな表情を浮かべたが、上がり14秒9の好タイムに自信を深めた様子だった。

今シリーズの主役も、刈込のレース内容を絶賛する。鈴木美教は「気持ちのいいレース。もしガールズでもラインがあるなら南関で後ろを回って、彼女のために仕事をしたいぐらい」と言う。それを聞いた刈込は「あまり褒められることがないから、すごくうれしい」と満面の笑み。決勝は同型の畠山ひすいがいるが「バックは譲りたくない」と強気。デビュー初優勝を目指して風を切る。