先行職人の善方政美(48=福島)が、代謝回避へ正念場を迎えている。

5月の岸和田では、準決7着となり、最終日には同期の追い込みである丸元大樹に、まさしく奇襲のカマシを食らって3着に敗れた。「連日強い相手と戦って、気持ちが折れてしまっていた。それに、丸元にとっては岸和田は地元ですもんね」と、闘志不足を敗因に挙げる。

あと4勝で400勝達成も見えているが、「そこ(400勝)にこだわると、スタイル的にも成績がついてこない。そんなジレンマを抱えています」と、苦しい胸のうちを吐露していた。

デビュー間もない新人のお株を奪う先行テクニックで波乱を起こしてきた善方。真っすぐな先行勝負で、チャレンジ予選4Rは何としても勝ち上がりたい。