松下綾馬(26=岡山)は無欲の先行勝負に出る。

チャレンジ準決5Rは前受けから突っ張り先行に出ると、そのまま一列棒状にしたまま逃げ切る完勝劇だった。番手の山中崇弘から「半年前に連係した時より強くなっている」と絶賛されたほど。

松下は「練習でスピードが出たセッティングにしていたけど、初日はうまく走れなかったので戻した。こっちの方が実戦向きですね」と白い歯を見せた。

まだ優勝がないが「上でできればいい」と、決勝7Rもラインの先頭での自力を志願した。中四国4車の先頭で、納得の競走で好結果を待つ。