梶野学志(42=東京)の目の色が違う。気合パンパンだ。「実は前走(若松一般戦)で悪いエンジンを引いてしまって、いろいろ調整したんですが、直らなかったんです。だから今節は本気で頑張りたい!」。悔しさが表情からにじみ出ていた。

相棒となった60号機は複勝率16・1%と低めだが、近況の動きは戦える状態になっていた。「今節も複勝率が低いエンジンを引いてしまいましたね。起こしが不安定でした。ここだけですね」。練習後はすぐにペラ調整へと向かった。初日2回乗り。前半6Rの1枠をしっかりものにして、リズム良く後半12Rを迎える。1枠でV候補筆頭の白井英治(46=山口)に対して、2枠からこん身のハンドルでチャレンジする。