12Rで優勝戦が行われ、堀之内紀代子(43=岡山)が5コースまくりで3月からつ一般戦以来、今年3度目の優勝を飾った。
若松で最高のチルト角度になる1・5度に跳ね“お家芸”の伸び仕様に仕立て上げ、一気に飛び出した。スタートタイミングはトップスタートだったが、コンマ27とやや遅め。「風が結構強くなっていたので、その分だと思います」と思わず苦笑い。
前回に前田翔が優出2着だった24号機を手にし、前検から手応えをつかんでいた。序盤は思うような成績ではなかったが、3日目から自分の調整で成績を上げてきた。優勝戦は「悔いがないくらいペラをたたいたし、若松で自分ができる一番の伸び寄りにしていきました」と1・5度で結果を残した。
全国でチルト3度の調整で鳴らしてきた実力を見せつけ、若松での初優勝も決めた。「(チルト1・5度の調整の)引き出しが増えたかもしれないですね。(若松は3年3カ月ぶりでしたが)また来たい」と笑顔でファンに応えた。