びわこボート「開設71周年記念G1びわこ大賞」が、10月1日に開幕する。

初日には全国初となる、ゴールデンレーサー賞の獲得選手による「ゴールデンレーサードリーム」が行われ、注目を集める。馬場貴也ら地元勢が、井口佳典ら強豪を迎え撃つ。注目の5人をピックアップする。

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経験と実績を重ねた井口が、年末の大一番へ向けて、難水面を攻略する。

18年クラシックなどSG6勝の実績を持つ井口が、さらに偉業を達成した。今年4月、若松プレミアムG1マスターズチャンピオンで、登録番号4000番台として大会初の優勝を飾った。さらにSG、P・G1、G1、G2、G3の全グレード制覇となった。

マスターズ世代となったとはいえ、名門「銀河系」85期を引っ張る存在で、常滑(25~28日)から中1日での参戦予定。同期の山本隆幸とともに、大暴れが期待される。

びわこは意外にも、優勝歴がない。ただ今大会では09年に3着、G2秩父宮妃記念杯でも10年3月(4着)、11年4月(6着)と優出実績がある。江戸川や福岡の難水面で優勝歴があり、びわこの荒れ水面も乗りこなす。

初日12Rは、全国初となるゴールデンレーサー賞を獲得した選手6人で行われる「ゴールデンレーサードリーム」の3枠となった。地元の馬場貴也や菊地孝平、桐生順平など強豪がそろった。優勝すれば年末のグランプリへさらに近づくだけに、自在ハンドルを駆使して難敵を打破する。