渡部悟(35=大阪)が勝負駆けに成功して、準優へ駒を進めた。3着条件だった8Rは3コースから。4カドの中山翔太に攻められたが、うまく残して道中で逆転して2着に入った。

結果とは裏腹に表情はさえない。「自分のペラの形にたたいて、乗りやすさはありました」と狙った足にはなった。ただ、回転不足の感覚もあった。「出足がないですね。押していなかった」と現状を説明した。

準優は12R5枠。「原因は分かったので、ペラでなんとか引き出したいです」。前節に大峯豊を優勝に導いた72号機のペラの形が合わなかった。自身の調整に挑んだ成果を、準優で証明する。