日刊スポーツ新聞社制定「第37回競輪年間三賞」の受賞者が決まった。技能賞はKEIRINグランプリ(GP)を初制覇して賞金王となった松浦悠士(33=広島)に決定した。表彰式は2月15日に東京・品川プリンスホテルで行われる。

松浦悠士はウィナーズカップ、サマーナイトフェスティバルのG2・2勝に加え、5度目の挑戦でKEIRINグランプリを初制覇。要所で存在感を示し、3度目の技能賞受賞となった。

「満足のいく1年ではなかったですが、最後に結果を残して技能賞をいただけたことは、うれしい限りです」とコメントした。

昨年は3度の落車に見舞われるなど、苦しい1年だった。直前の別府G3でも落車して状態が不安視された立川GPだったが、俊敏な判断力を生かして深谷知広のまくりにスイッチすると、こん身のハンドル投げで賞金王の栄光をつかみ取った。

今年は盟友・清水裕友もSS班に返り咲き。さらには犬伏湧也、太田海也ら中四国地区の若手の台頭も目覚ましい。「今年は年間を通してけがなくしっかり走り切り、G1タイトルを取ってグランプリに行きたいと思います」と宣言した。

◆松浦悠士(まつうら・ゆうじ) 1990年(平2)11月21日生まれ、広島市出身。市立広島工高卒。競輪学校(現養成所)98期生として10年7月に熊本でデビュー(1<3>(2))。19年小倉競輪祭、20年名古屋オールスター、21年京王閣日本選手権とG13勝、G25勝。昨年立川でGP初制覇。168センチ、73キロ。血液型O。

◆表彰式に読者10組20人をご招待 2月15日に東京・品川プリンスホテルで行われる競輪年間三賞の表彰式(午前11時開始)に読者10組20人を招待します。希望者は、はがきに2人の住所、氏名、年齢、電話番号を明記して、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社広告「競輪年間三賞読者招待」係まで。24日必着。希望者が多数の場合は抽選で当せん者を決めます。発表は招待状の発送をもって代えます。応募は1人1枚でお願いします。