日刊スポーツ新聞社制定「第37回競輪年間三賞」の受賞者が決まった。敢闘賞はG1・2勝の真杉匠(24=栃木)が初受賞した。表彰式は2月15日に東京・品川プリンスホテルで行われる。

敢闘賞に選ばれた真杉匠が、より使命感を強くした。「賞そのものが初めて。それも伝統がある賞でうれしい。ただ、自分だけの力でいただいたわけではない。周りの皆さんのおかげですし、今度は関東を引っ張っていけるように」と誓いを新たにした。

これまで関東の先頭だった徹底先行が、昨年の夏と秋にバージョンアップした。8月オールスターはタイトルホルダーの吉田拓矢と平原康多を前後に配し、関東カルテットの番手からG1初制覇。そして11月競輪祭では俊敏な単騎戦で2度目のG1優勝を飾った。

競輪祭で自信を深めたが同時に「なぜ単騎に? 勝ち上がりでライン決着できていない」と課題も見いだす。そして1月上旬には練習中に左鎖骨骨折など重傷を負った。「けがを治して、G1全日本選抜(2月9~12日・岐阜)に備えたい」。春先には、隙のない関東のエースの戦いを見せようと懸命になっている。

◆真杉匠(ますぎ・たくみ) 1999年(平11)2月1日生まれ、宇都宮市出身。作新学院高で自転車競技を始め、競輪学校(現養成所)113期生として18年7月に函館でデビュー(1<1>(3))。昨年8月の西武園オールスターでG1初優勝を果たすと11月の小倉競輪祭で2勝目を挙げた。175センチ、76キロ、血液型A。

◆表彰式に読者10組20人をご招待 2月15日に東京・品川プリンスホテルで行われる競輪年間三賞の表彰式(午前11時開始)に読者10組20人を招待します。希望者は、はがきに2人の住所、氏名、年齢、電話番号を明記して、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社広告「競輪年間三賞読者招待」係まで。24日必着。希望者が多数の場合は抽選で当せん者を決めます。発表は招待状の発送をもって代えます。応募は1人1枚でお願いします。