日刊スポーツ新聞社制定「第37回競輪年間三賞」の表彰式が15日、4年ぶりに読者、関係者約80人を集めて都内のホテルで行われた。3年ぶり3度目の技能賞に選ばれた松浦悠士(33=広島)が出席。24年のさらなる飛躍を誓った。

KEIRINグランプリ(GP)を制し、賞金王に輝いた松浦悠士は技能賞を受賞した。「GPを取らなかったら受賞対象にもなってなかったと思うので、そこは良かった」と喜んだ。だが一方で「ここで満足せず一番を目指したい」と、まだ受賞したことのない殊勲賞への思いも口にした。

昨年は5度目の挑戦でGP初制覇。喜びもひとしおだったかと思いきや「G1で結果が出ず悔しかった。GPを取れたのが唯一の救い」という。常々話していた「タイトルを取ってGPに出場」を果たせなかったことを残念がった。

ただ、西武園G1オールスターの落車で鎖骨、肩甲骨を骨折するなど、けがが多い1年だった。その中で「走りながら戻せたのはいい経験だったし、自信になった」と、けがに強いことも一流選手の資質だと証明した。

先日の岐阜G1全日本選抜は2予で敗退。それでもまだ今年は始まったばかり。目標もぶれることはない。「今年1年走り切ってG1タイトルを取りたい。そして、GPを取って賞金王に。古性(優作)君に負けないように頑張ります」と、壇上で肩を並べる同学年のライバルに視線を送った。殊勲賞を巡る対決は今年も続く。

 

◆古性優作と松浦悠士の寄せ書きサイン色紙を10人に

希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社広告「競輪三賞サイン色紙」係まで。28日必着。当せん者の発表は発送を持って代えます。応募は1人1枚でお願いします。