江戸川の鬼が早くもリズムを上げた。当地でG1とG2を合わせて4度制している湯川浩司(44=大阪)が、初戦の2R4枠で2着と好スタート。カドまくりが不発で一時は4番手だったが、見事に追い上げた。

ピットでは余裕たっぷりの表情で、「いったんは合格」と、機の順調な仕上がりをアピールした。

レース前からの的確な判断や素早い調整が奏功した。「特訓で麻生(慎介)選手に伸びでやられ、すぐにペラをたたいた。そしたらレースでは伸びが良かった。もう、たたいた効果しかなかった」。冬場になって動きが鈍った64号機を覚醒させ、言葉にも熱を帯びた。

1月G2モーターボート大賞は、当地では09年12月G1ダイヤモンドカップ以来の優勝になり、「感慨深い」とこれまでなかった感情が込み上げた。

少し気が早いが、今節を制するとG1制覇は20年4月蒲郡以来になる。久しく忘れた歓喜を味わおうと、果敢に攻め続ける。