予選2Rは岩城佑典(24=愛知)が力強いまくりを決め、1着で準決進出を決めた。2メートルの向かい風が吹く最終バックから発進すると、南関3車をあっさりのみ込み、そのまま押し切る強さ。

長い直線でも、番手の上田隼はかわすことができなかった。前節の小倉ミッドナイトは最終日に体調を崩し、途中欠場した。そこから約1週間でリカバリーに成功。いい状態を保ったまま、大宮に乗り込んできた。

2節前の取手F2(2月10日~)が、1つの転機になったといえる。初日に師匠の小林信晴と初めて連係し、師弟ワンツー(小林が1着)を決めた。準決でも連係し、岩城は3着で敗退したが、師匠は2着で決勝を決めている。そのとき、小林は岩城にこう言った。

「(岩城は)練習ではものすごく強いんですよ。実力は得点以上なのに、なかなか本番では発揮できなくてね。でも、今日(初日)は良かったかな」

この日の2Rで快勝した直後、岩城はこう言った。

「あれ以来、いつも師匠が後ろ(番手)にいる、そんな気持ちで走っています」

準決5RはV候補の安彦統賀とのマッチアップ。“確変の予感”を漂わせ、穴をあける舞台は整った。