原田幸哉(48=長崎)がコンマ06の好スタートから押し切り、大村周年3度目の優勝、G1は21年5月徳山周年以来、通算19度目の制覇を果たした。2着は山口剛に競り勝った上田龍星、3着に山口が入った。

強さが際立った。予選トップ通過から、準優もインから好スタートを決めて完勝。優勝戦の1枠をつかんだ。優勝戦も進入に動きはあったが、冷静に立ち回り完璧な逃走劇だった。

地元だけに負けられない気持ちは人一倍の今節は、中堅以下のエンジンを見事に仕上げて最高の結果に結びつけた。「皆さんの声援がモチベーションになって勝つことができました」と安堵(あんど)の表情。これで賞金ランクは16位に浮上し、7月の地元大村で開催されるSGオーシャンカップの出場権も獲得した。「ぎりぎりだけど、何とか行けて良かったです」。夏に再び強い原田が戻って来る。