久米詩が(24=静岡)が狭き門を突破した。準決10Rは、単騎でカマシ先行に出た吉村早耶香の後位に飛び付いて2角から自力を発動したが、直線で粘りを欠いて3着。準決3着からは1人だけしか勝ち上がれないため、決勝進出は相手待ちの状況に置かれた。「こういう形は初めてだったので、すごくハラハラした。胃が痛い(苦笑)」と祈るような気持ちでレースを見守ると、祈りが通じて7番目の椅子に滑り込んだ。

前回の向日町初日7着携入の影響が懸念されたが「落車した後も頑張って走ったのが良かったんですかね。状態面は心配だったけど、気持ちを強く持って自分らしい走りをすることに焦点を置いた」と芯の強さものぞかせた。

今年のガールズグランプリは地元の静岡が舞台。G1初優勝を達成して、グランプリ一番乗りを決めたい。