最終日の別府F1「ラブリン杯」を最後に小野俊之(49=大分)が、30年の現役生活にピリオドを打った。ラストランとなった一般2Rは3着だった。
最終日まで入念に自転車を修正して、最後まで自分らしく戦った。「最終日は久しぶりに(気持ちが)上がってきた。ファンの声援のおかげで、あんなに動かしてもらった。今日は100%以上が出せた」。最終ホームに3角と、2度のブロック。満身創痍(そうい)の体でも全力で戦った。レース後、3R発売中にはバンク内で引退セレモニーも行われた。30年間の選手生活を「わが競輪人生に一片の悔いなし」と、ひと言で振り返った表情は達成感に満ちあふれていた。
多くの同県、九州の選手たちが最後の雄姿を見届けようと競輪場に集まった。その仲間たちに向けて「嘉永(泰斗)が九州に久々のタイトルを持って来てくれた。早く次にG1、G2を勝つ選手が誕生して欲しい。そうなってくれることを祈っている」とエールを送った。
今後は解説者として競輪界に携わっていく予定だ。グランプリ優勝からチャレンジ戦まで戦った、まれな経験を生かしてバンクの外から競輪を盛り上げる。
◆小野俊之(おの・としゆき)1976年(昭51)4月21日、大分県別府市生まれ。日出高(現日出総合高)卒。競輪学校77期を在校4位で卒業し、96年4月に別府でデビュー。04年にKEIRINグランプリ制覇。02年に西王座戦、11年に共同通信社杯秋本番とG2は2度優勝した。通算成績は2408戦406勝で、生涯獲得賞金は10億7388万9655円。175センチ、85キロ。血液型A。





















