佐藤摩弥以来となる女子選手史上2人目のG1タイトル獲得&デビュー初Vが目の前だった松尾彩(37=山陽)は、悔しそうな表情でロッカーに引き揚げてきた。「試走から感触は良かったので、勝つぞ! と気持ちを高ぶらせて本番に入った。いいときの動きだったから、7周目まで勝てると思った。レース中はG1優勝! と何度も心の中で言い聞かせながら走っていました」。

2枠から理想通りに先制した松尾は、ラスト1周に差しかかるまで首位を守っていた。しかし攻撃力の高い若手ホープ長田稚也に、7周1コーナーでインから差し切られた。「ほんと、くやしい…このまま一生、優勝できないのかな(笑い)」と苦笑いしていた。目標は達成できなかったが、優勝に匹敵する健闘ぶりだった。今後は4月18日からの川口普通開催を走ったあと、いよいよ4月24日から飯塚で行われるSGオールスター・オートレースに挑む。「オールスターでリベンジですね」。最後は気持ちを切り替えて前を向いた。