戦略が見事にはまった。井上忠政(30=大阪)が、3コースのカドからコンマ01の究極スタートを踏み込んで、まくり、7月の多摩川以来、今年4度目、通算23度目の優勝を飾った。戸田は2節連続、3度目の優勝になった。まくり差した椎名豊が2着、さばいた海野康志郎が3着に入った。
展示、本番とも進入に動きはあったが、それ以前に井上は勝負手に出た。「一発勝負。特訓から椎名(豊)さんの足がすご過ぎた」。出足型で臨むはずが、急きょ伸び型へシフト。展示からピット離れの良かった三村岳人が2コースを奪ったものの、すでにコースも腹をくくっていた。「3カドもそうですし、何なら(枠なりの)2カドも考えていた」。展示はスローだったが、本番はダッシュを選択。コンマ01のトップタイミングをぶち込み、同02で1コースの安河内鈴之介をのみ込んだ。「伸びてなかったですけどね。スタートの質で勝てた」。勝利への戦法、覚悟が勝因になった。
今年4度目Vで、来年3月のSGクラシック(からつ)出場権獲得へ、また1歩前進した。「次で決めます、5回目。住之江なので」と地元でのV宣言を出した。今年の賞金ランクは33位へ浮上。10月にはSGダービー(尼崎)も控え、今後も攻めの手は緩めない。





















