日本協会の西野朗技術委員長(62)が27日、開催中のコンフェデレーションズ杯1次リーグ(L)の視察を終え、ロシアから成田空港着の航空機で帰国した。

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)とも部分合流し、8月31日のW杯アジア最終予選の相手、オーストラリアの試合を中心に計6試合視察。オーストラリアについて「(強豪と1次Lで)3つ戦えたのはアドバンテージ、経験できたのは大きい。メンバーも変えていろいろな形を持っていた。チーム力は膨らんだ」と警戒感を強めた。

 また広大なロシアの複数都市に足を運び「ソチでは暑熱(対策)も考えないと」と肌で感じた情報も持ち帰った。指揮官とは、会場のひとつカザニの世界遺産クレムリンにも足を運んだ。「写真を撮ったり、いつもとは違う監督の姿を見た」とリフレッシュもできたようだ。