日本サッカー協会の技術委員会が11日、東京・JFAハウスで開催され、引き分けに終わった6月13日のW杯アジア最終予選イラク戦などが検証された。暑さに足が止まりミスから失点して引き分けた同戦後、テヘランの会場で田嶋会長が同委員会で検証の必要があるとしていた。注目されたが、取材に応じた西野委員長は「勝ち点1を持って来れたところは評価したい。バックアップをさらに強く、フルサポートしたい」とハリルホジッチ監督への信頼を口にした。

 ただ、勝てばW杯出場の決まる8月31日オーストラリア戦(埼玉)に向け「ここで勝負にいかないと」と必勝を厳命。そのため「メンバーの構成」「コンディション」などを、より積極的に指揮官に進言する方針を打ち出した。暑さに順応している国内組を重用する案なども、話し合われるようだ。