オーストラリアは29日、W杯アジア最終予選の日本戦(31日、埼玉)に向けて都内で調整した。

 GKライアンはウオーミングアップ後、すぐにゴール前でボールをつなぐ練習を開始した。ペナルティーエリアの前に立つ2人に向かい、左右の足で交互に6~7本のトラップ、パスを4セット。キャッチングとセービングよりも優先して確認した。フィールド選手も約20メートル×15メートルのコートの中で短いパスをつないでゴールへ向かうメニューを反復し、パスワークで崩す意識がチーム全体ににじんだ。練習前にFWクルーズは「両チームにとってW杯の切符が大きく関わる試合。他の試合と変わらず全力で臨む」と4大会連続出場へ意欲を示した。