バヒド・ハリルホジッチ監督(65)率いる日本代表が、MF井手口陽介(ガンバ大阪)の決勝ゴールで北朝鮮を破り、白星発進を飾った。

 スコアレスで迎えた終了間際の後半48分、左サイド川又のクロスをファーサイドの今野が頭で折り返し、エリア外で待ちかまえていた井手口がダイレクトで右足を振り抜いた。「相手が引いていたので(ミドルシュートを)何とか打ちたかった。それが最後に出て良かった」と井手口。前半から見せ場を作れず、後半途中からFW伊東純也(柏レイソル)や阿部浩之(川崎フロンターレ)ら初招集組を投入するも攻撃が満足に機能しないモヤモヤした展開を振り払った。

 ハリルホジッチ監督にとっては、来年のW杯ロシア大会に向けたラストチャンスでの下克上を目指す選手らに期待を寄せると同時に、15年8月に中国で開催された前回1勝もできず最下位に終わったリベンジの機会となる大会。まずは白星で滑り出した。

 日本の次戦は12日に中国、16日には韓国と対戦する。