日本代表から外れているパチューカのMF本田圭佑(31)が24日に帰国し、千葉市内のZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAで「ANA Presents 本田圭佑 SOLTILO Charity Soccer Clinic for Mexico」と題し、9月にメキシコで起きた地震の被災者支援のチャリティーサッカースクールを開催した。

 本田は参加した90人の小学生の子どもたちと、約1000人の前で約1時間半プレーし写真撮影などを行い、ともにメキシコを支援するために行動した。このスクールは、契約を結ぶANAとともに行われ、参加者のマイルが計90万円相当、さらに会場で募金箱に集まった10万3849円が、日墨協会を通じ被災地に寄付される。

 クリスマスイブに、サンタのように子どもたちに夢を与えた本田は、子どもたちに、夜にえんとつからやって来るサンタの存在と家族が扮(ふん)した? サンタ的な働きをリンクさせないよう、言葉を選びながら指導したというが、冒頭にいきなりこう言った。「今日明日は楽しいクリスマス。お父さんやお母さんにプレゼントをもらわないと。(だから)足をけがしないように」。こう微妙なぶっちゃけトーク。

 ただ、最後は子どもたちに夢を語らせ「OK、OK。本田選手と約束して、1度男がやると決めたことは重い」と、徹底して全力で夢を追い続けるように訴えかけた。

 その夢も、時代の流れを印象付けるようなもので「サッカー選手」や「日本代表」に加え「ユーチューバー」や「ゲームのプログラマー」も。時代に敏感な本田は「ユーチューバー」と聞くと「出ました!」と即座に反応していた。

 スクールを終え、1時間半以上待っていた子どもたちやファンに丁寧にサインし、写真撮影にも応じた幕張の“ホンダクロース”は自身のツイッターで「子供達とサッカーをすると自分が大事なモノを忘れていることに毎度気付かされる。Thank you so much!!」と“プレゼント”に感謝するつぶやきで御礼した。