東京五輪世代のU-21(21歳以下)日本代表が19日、羽田空港からパラグアイ遠征へ出発した。

 負傷離脱したMF市丸瑞希(20=G大阪)に代わって18日夜に追加招集されたFW中村敬斗(17=同)は「昨日も普通に試合に出ていたし、急だったんですけど、選ばれてめっちゃうれしいですね」と笑顔をみせた。周囲には年上メンバーしかおらず「同じチームの初瀬(亮)君ぐらいしか知っている人がいない」と緊張した面持ちも見せた。それでも「サッカーになったらそこまで(遠慮は)ない。今回でどれだけやれるか試したい」と活躍を誓った。

 同代表は21日にU-21チリ、23日に同ベネズエラ、25日に同パラグアイと対戦する。森保一監督(49)も中村に期待を寄せ「J1で試合に出ていますし、ルヴァン杯では得点もとっている。自分の特長を出してもらって、チームでの攻守の役割を考えていけたらいいなと思います」と話した。