川崎フロンターレのMF大島僚太(25)が18日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバーに選出された。

 この日、大島は神奈川・川崎市内の練習場で20日のホーム・清水エスパルス戦に向け調整。練習後、取材に応じ「選んでもらえたことはうれしく思いますし、責任もあると感じます。ただ、チームとしてはリーグ戦1試合残っているので、僕がそれで選ばれたことで、チームに対しての思いを間違えては行けないと思っているので、まずはリーグ戦に集中して臨むことだけを考えています」と話した。

 ロシア切符が見える位置まで来たが、本人は「確定もしてない。自分自身も身近だと思ってない」と気を引き締めた。昨年12月のE-1東アジア選手権、今年3月のベルギー遠征で2度、試合中に負傷し途中交代するアクシデントがあった。「ここまで立て続けに試合中でけがをしている中で、今回選んでもらえたことに対しては、もうけがができないと思いますし、そういう準備をしたいなと思っています」とキッパリ。W杯の舞台への思いが、より強くなったのはリオデジャネイロ五輪を経験してからだという。「五輪を体験したときに、欧州は出場してない選手が多いと聞いて、W杯で体験するしかないと。そこでW杯を経験したいという気持ちになりました。世界トップのプレーを体験できる場として、自分がどれだけ通用するかとか楽しみな大会」と、大舞台への思いを口にした。