ジャカルタ・アジア大会(インドネシア、8~9月)に出場するU-21日本代表のメンバー発表が3日、東京・JFAハウスで行われ、森保一監督(49)が会見した。オーバーエージ枠の考えについて「次の大会には、来てほしいという考えがあります。若い選手、まだまだ経験の浅い選手に豊富な経験を伝えてほしい」と期待。「次の大会」については「具体的なことは決まっていない」とした上で「融合させながら、結果を求めつつ、日本代表の底上げをしていきたい」と説明した。

 前日2日にW杯ロシア大会の日本代表FW本田圭佑らが続々と「立候補」を表明したことに「Aの選手たちがOA枠でのプレーを表明してくれている。ありがたい。心強い。ホントうれしいです。最終的に誰を選ぶか、現段階では決まってないですけど、東京五輪世代の選手には『OA選手も含めて競争だ』と伝えているし、どこ(の位置)に必要か、誰が必要か、考えていきたいと思います」と歓迎した。

 「これまで東京五輪世代で起こってるミスは同じ。トゥーロン国際では解消されたと聞きましたが、短時間で失点を重ねてしまっていた。踏ん張りきれないメンタル。そんな時、経験豊富な選手は、どういうメンタルを持って戦っていくのか。これまでの課題、いろんな局面での解決策を学んでほしい。その意味で、融合は早い方がいいと思うけど、いろんな大会があると思うので、そこはまた」と話した。いずれにしても「2020年の本大会が1番大切で最強のチームをつくりたい」という思いは変わらないようだ。