U-20(20歳以下)女子日本代表(ヤングなでしこ)はスペインに0-1で敗れ、1次リーグ突破は次戦に持ち越しとなった。

 前半16分、相手の左CKがゴール前で混戦となり、最後はDFカルメン・メナヨに押し込まれて先制を許した。疲労などを考慮して前回の米国戦からスタメン3人を入れ替えた日本は、この試合でもMF宮沢ひなた(18=日テレ)らを中心に攻撃を組み立てて反撃を狙うも、スコアは変わらず前半を折り返す。

 後半14分には初戦で先発出場したMF宮川麻都(20=日テレ)とFW植木理子(19=日テレ)を投入。すると21分には前線でボールを奪った植木がそのままシュートまで持ち込んだが、惜しくもGKに防がれた。

 試合はこのまま終了。1勝1敗となった日本はパラグアイに勝利した米国に得失点差でかわされて3位に後退した。セットプレーから何度もピンチを招くなど、欧州予選トップ通過のスペイン相手に苦戦を強いられた池田太監督(47)は「ボールを持っている時間もありましたし、相手のビルドアップの時にボールをとれるシーンもあった。セットプレーは気をつけていたので残念」と振り返った。

 植木は「相手が疲れてきている中でかき回して、ゴールが求められていた。形がどうであれ勝てなかったことが全て。目標は優勝なので、パラグアイ戦に勝って次に駒を進めたい」と前を向いた。

 今大会は4チームごと4組に分かれ、各組上位2チームが準々決勝へと進出する。1次リーグ突破をかけ、日本は13日にパラグアイと対戦する。