来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会の出場権がかかる、U-19アジア選手権(18日開幕、インドネシア)に出場するU-19日本代表が8日、千葉県内で事前合宿をスタートさせ、FW久保建英(17)らが意気込みを語った。

初日から23人全員が集まり、パス回しなどで約1時間調整。直前のリーグ戦に出場した選手らはランニングなど軽めのメニューで回復に努めた。久保は17年のU-20W杯にも飛び級で出場しているが、同大会の最終予選となるU-19アジア選手権への出場は初めて。「アジアとW杯は全く違うものだと思っている。W杯だと失うものはないが、アジアだと失うものがあるので。相手も戦い方を変えてくると思うし、そこでどう戦っていくかが大切だと思います」と話した。

同代表には学年にすると4学年にまたがる選手らが招集されている。久保はその最も下の学年だが、練習では大きな声を出して盛り上げるなど、積極的な姿勢をみせた。「みんながリーダーになるという意識を持って引っ張っていくことが大事。お互い言うべきことは言う方がまとまりはよくなると思うので、その一員として頑張りたい」と意気込んだ。

また、FW原大智(19)は「W杯の出場権をとりたい。長身を生かしてのクロスからのシュートだったりで点を狙いたい」とアピール。GK谷晃生(17)は「みんないい雰囲気だと思う。緊張感というよりかは、チームとしてまとまりがある感じ」と明かし「ピッチに入れば年下とかは関係ないし、最大限のパフォーマンスを発揮したい」と気合を込めた。

大会には16カ国が参加し、4組に分かれる1次リーグで、前回大会覇者で2大会連続のW杯出場を目指す日本はB組で北朝鮮、タイ、イラクと対戦。各組上位2チームが準々決勝に進み、上位4チームに出場権が与えられる。