日本サッカー協会は29日、東アジアE-1選手権(12月10日開幕・韓国)に臨む、女子日本代表「なでしこジャパン」の選手23人を発表した。

同大会は国際Aマッチデーでの開催ではないため招集に拘束力がなく、主将のDF熊谷紗希ら一部の海外組は選外に。FW岩渕真奈ら常連組のほか、6月のW杯フランス大会後となる10月の国際親善試合カナダ戦で代表初招集となったMF栗島朱里ら新戦力数人も合わせた国内組中心の編成で東アジアの頂点を目指す。

日本は開催国として来夏の東京五輪出場を得ているため、この大会が五輪前、最後の公式戦となる。高倉麻子監督は「今回は東アジアの大会ですが、しっかり結果を出して、自分たちがアジアのナンバーワンということを証明したい。それが選手の自信にもつながっていくと思う」と意気込んだ。主将の熊谷を欠くチームに対しては「全ての選手にリーダーシップを持ってやってほしい。オン、オフ含めて何か発信する選手が出てきて欲しいなと思います」とハッパをかけた。

同大会は同い年の森保一監督が指揮する男子日本代表も同時進行で大会に参加する。高倉監督は男子とのダブル優勝を誓い「森保監督と『お互いに頑張ろう』という話はしました。(会場も)お互いに近いので、励みになりますし、ぜひアベックで金メダルをとって帰ってきたいと思います」と力を込めた。