なでしこジャパンFW田中美南(27=レーバークーゼン)が、東京オリンピック(五輪)メンバー入りへの思いを明かした。

広島市内で合宿中の9日、オンライン取材で「自分のできることを100%出して、18人の枠に入りたい。チャレンジャーの立場なので、失うものは何もない。やってやるぞ、という思い」と話した。

4月の国際親善試合2試合はいずれもベンチスタートで、それぞれ出場時間は30分にも満たなかった。なでしこでは47試合17得点と結果を残しているが、その田中も18人という限られた枠では、自らを“当落線上”と位置づけている。

18人で最大6連戦となる五輪では、1人の選手が複数のポジションをこなすことが求められる。田中はこれまでの合宿で、本来のFWでなくサイドハーフとして起用される場面もあった。「トップでやれるイメージのほうがあるけど、18人の枠でいろんなポジションができるのは大事なこと。サイドハーフは慣れていないけど、前回は前向きにトライできた。今回どちらで出ても自分らしさを出せるようにしたい」と、本職ではないポジションでも能力を存分にアピールする。

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