日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(63)が、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の9月シリーズ2試合を終え、8日にオンラインで取材対応した。

チームは前回に続き黒星発進。ホームで初戦を落としたことについて「簡単ではないことを選手が認識した、いい薬にしてほしい」と語り「そこから切り替えて勝ち点3をもぎとった」と、最低限の結果を残したことをまずは評価した。

森保一監督(53)については「信頼は揺らいでいない」と明言。「采配のことを言うのは簡単だが、森保監督がいちばん、選手の疲労や練習での姿勢をわかっている。監督が結果で責められるのは仕方ない。プレッシャーの中で勝ち点3をとってくれた。バックアップして、突破してもらえるように」と語った。

2次予選では大差がつく試合が続いた。そこからまったく雰囲気が変わる最終予選で、初戦の難しさが増しているのも事実。選手からも、点差が開きすぎる試合はできればなくしてほしいという要望の声があるといい、アジアサッカー連盟(AFC)にも話をしているとしつつ「世界に追いつけ追い越せという部分と、アジアで勝つことの両方をやらないといけない」と、与えられた現状で勝ち抜くことの大切さも語った。

オマーン戦はテレビ朝日系で生放送され、視聴率は13%だった。東京オリンピック(五輪)に比べると数字が下がったことについて「勝って当たり前という意識が働いたのでは」と話し「世界大会への意識が高くなっているが、(最終予選も)そんなに簡単ではない」と、緊張感が伝わることを願った。

【関連記事】大迫半端ない決勝弾/W杯最終予選中国戦ライブ詳細ー>>>

【関連記事】W杯アジア最終予選B組成績と勝敗表ー>>>