女子アジア杯で3連覇を目指すなでしこジャパンが30日にタイ戦に臨む。

【関連記事】なでしこジャパンのメンバー表

今大会は23年W杯予選を兼ねており、次戦に勝てば出場権を獲得。29日に公式会見に出席した池田太監督(51)は「我々のチームは23年W杯での上位に食い込んでいく準備をしている。しっかりと明日の試合で出場権を獲得したい」と力を込めた。

新型コロナ感染から復帰したFW岩渕は、27日韓国戦からベンチ入りしたがピッチには立たなかった。タイ戦での出場を問われた指揮官は「プレーできるコンディションにはある。状況を見て、これからまた考えていきたい」と前向きに話した。エースが満を持して、決勝トーナメントから復帰となりそうだ。

タイを率いるのは、セレッソ大阪堺レディースなどで監督経験のある岡本三代監督(43)。MF猶本は13年のU-19アジア杯を戦った時に指導を受けており、「すごく選手に寄り添ってくれた」と思い返す。日本女子サッカーを熟知する指揮官は、池田監督もよく知る仲。「AFCの大会で対戦できる、やはりタフなゲームになると思いますけど、モチベーションにはなっています」。W杯での飛躍を目指し、まずは第1関門を突破する。【磯綾乃】

◆女子アジア杯 近年は4年に一度の開催で、日本は2連覇中。今大会は12カ国が参加しており、23年女子W杯予選を兼ねている。開催国オーストラリアを除いた上位5カ国に、本大会出場権が与えられる。